心の復興を
東日本大震災で長い間閉鎖が続いた常磐自動車道も3月1日無事全線開通しました。
これで首都圏と福島浜通りそして宮城県へと抜けるルートが開通し安倍首相は「これで福島復興の起爆剤になる」鼻息も荒く述べていました。
しかし震災以降、まず急ピッチで開通させた東北新幹線。
これは震災直後はまだ生々しい放射性物質が東北各地に散乱していたころ、それが奥羽山脈にぶつかって福島中通りに降り注ぎ新幹線は放射性物質を大量に浴びながら走り、首都圏にその塵を運んで来ていたのでした。
車両洗浄基地周辺は大量の洗い流された放射性廃棄物によりさらに汚されました。
これもおもに宮城県の利府町の基地で洗浄されたと述べられています。
復興、復旧は良いですが急ピッチでやると必ず一般市民には公表されない不都合がどこかで清算されているのです。
さて今回の常磐自動車道の開通ももろ手を挙げて喜んでいいものでしょうか、
前回のブログでも触れましたが復興の個人差が各自の精神的格差問題として浮上しています。
阪神淡路大震災の時は4年で仮設住宅の入居問題は解決されたといいます。
今回はどうでしょう、
いまだに半島や沿岸部では90%に近い人が仮設住宅です。
自立できた人は2割もいません。
ハード面ばかりの復興が叫ばれ、心の復興が度外視されてきました。
表面上だけ、形だけ整えようとする現代の風潮にまさにピッタリの復興計画です。
これが本当の復興でしょうか?
総理は鼻息荒く開通しましたと叫ぶ前に、これからも被災者やその関係者、さらに全国に散らばる間接的に被害を被った人々への支援を忘れてはいけないのです。
ここでひとこと私もつぶやかせていただければ、当時お店の売り上げが減少してきて今後どうしようかと悩んでいた時、この震災に遭い、人々の流れや動きが突然変わり、いやこれではもう持ちこたえることは出来ないだろうと、閉店を決意させたのもこの震災でした。
ハッキリ言って人は移動します。
行動も事態をみて変えていきます。
福島のハード面ばかり元に戻したり、新しくしたりしたからといって復興は終わりましたといえるのでしょうか、
もちろんそれではいけません。
今こそ人の心に貢献できる活動が必要です。
人の心の本当の理解は大変難しいことです。
いろいろな衝突もあるでしょう。
不快な思いもするし、させるし、誤解がいざかいを生むこともあるでしょう。
自分の出来ることからやっていきたいです。
私は不器用なので、このブログを通してまず、声掛けすることくらいしかできません。
あとは仕事を通じて社会に、人々に貢献していくだけです。
現在、不景気や仕事の不足による着職率の悪さから、詐欺犯罪や暴行犯罪が広がっていますが、これらに関する人間はこの時代問題外で地獄に落ちてもらう輩です。
怖いのは知らないうちにこれらに加担してしまったとかいうようなことが無いよう、注意を払って生活しなければいけません。
苦しい時代ですから、油断しているとその方面に流されてしまいます。
心落ち着けて光の方向へ進めるようがんばっていきましょう。