月の不思議 II

前回の月の不思議から少々お時間がかかってしまいましたが、今回は月とノアの洪水について少しお話したいと思います。


前回、NASAアポロ計画は完全なる月の調査を完了させず私たちには中途半端な形で終了していることを述べました。


また地球の月は太陽系の他の惑星の衛星たちに比べて特殊であることを述べました。


さらに月の誕生した起源について親子説や兄弟説、他人説を解説しました。


その結果どうやら、その岩石の成り立ちなどをみると歴史が地球と合わず、他人説が有力であることを述べました。


さて今日は月の内部構造とノアの洪水について触れたいと思います。


内部構造をしらべる方法にまず振動実験があります。
内部を掘って調べられれば一目瞭然ですが、大きな構造物の場合にはそれは不可能です。
そこでまずその対象物を叩いて振動がどう伝わるかで内部構造を探索するのです。


月にはほとんど地震が起こりませんから人工的に衝撃を与えて調べます。


地球では震源地を中心に初期微動が観測され振動がピークになって急速に減衰する形をとります。
ところが月では初めの微動からピークに達したかと思うと、そのピークがいつまでも継続しゆっくりと消えていくという形になりました。


アポロ計画で実験した結果では地震は55分以上もそのピークが続き月全体を揺るがしたとあります。


続くアポロ13号でも事故で着陸できませんでしたが、第三ブースターを切り離し無線操縦で月面に落としてTNT火薬11トン相当の人工地震を発生させましたが、この時も月は3時間以上揺れ続きました。


このような構造体はどのような内部になるのでしょうか、


たとえば太鼓をたたくとどーんとびりびり表面が振動しているのがわかります。
お寺の鐘を叩くとゴーンといつまでも鳴り響きゆっくり減衰していきます。


このようにいつまでも振動が長く続くということは内部が空、何もない構造であることがわかります。


さて月の不思議のもう一つは月はいつも私たちに同じ面しか見せていないということです。
月も自転しているわけですが、それが地球の自転と同調しておりその裏側を見せることがありません。

月にはウサギさんがいると昔から言われてきたとおりいつも同じ模様、つまり同じ面しか見せていません。


これはどうしてそうなるのかを考えてみると、その自転速度が自然にピタリ合い誤差が全くないことは考えにくいことから、内部構造的に重力が地球といつも釣り合う、つまり月の内部構造が重い面を私たちにいつも向けていると考えられます。月をボールと仮定したなら、その肉厚が厚い部分がいつもこちらを向いていると考えるのが重力的に考えて自然です。


それでは月の内部の空の部分は最初から空で何もなかったのでしょうか、


月の岩石を良く調べるとあることがわかります。
アポロ14号で採取した岩石が日本にも運ばれ東京大学理学部および工業技術院地質調査所で分析されました。
その結果、月にはかつて水があったことがわかります。

アポロ16号で月面調査していた宇宙飛行士が砂の斜面で転んで起き上がる際、地面を犬かきのように掘っていて、その直後[ウォーター、ウォーター]と叫んだ生中継記録があります。通訳も一瞬戸惑い通訳するタイミングを逸してしまいました。
結局その映像はそのまま封印されてしまい二度と我々には開示されなくなってしまいました。


その後何の発表もありませんが、月には水があるのです。


では普段はどこに水があるのでしょう?


実はこの空洞部分は以前氷で満たされており、それがなんらこの事情で溶け、表面から流出し、空洞になったと考えられるのが調査でわかっているのです。
氷の地殻を持った天体は太陽系に多数存在しています。
天王星海王星冥王星木星の衛星エウロパもそうです。
ガニメデやカリストもそうです。土星の衛星チテスやエンケラドスもそうです。
つまり氷の地殻を持った天体は宇宙では珍しい物ではないのです。



最初に戻りますが、月の起源はどうやら他人説が有力であることがわかりました。
つまり、月は宇宙を漂流しているうちに地球の重力圏につかまって捉えられ衛星になったという説です。


この月が地球につかまった時に何も起こらずただ今の軌道に落ち着いたのでしょうか、
とてもそうとは考えられません。
一旦は異常接近し、月に亀裂が入り内部の氷が振動摩擦によって溶け、地球に降り注いだというのがノアの大洪水の原因と考えられるのです。
まさに宇宙空間を流れ落ちる滝です。
摩擦によって数千度に熱せられた水は宇宙空間を放熱しながら地球めがけて降り注ぎました。
さらにこの時の月の内物質の移動により月内部の重金属も地球方向に引っ張られ重金属は地球には降り注がなかったまでも、月内部の地球方向にべったりとくっつき今のようにいつも同じ面を地球に向ける原因となる重心移動が起こったわけです。
しかもこれらは長い地球の歴史からすればほんの少し前に起きたことのようなのです。


わずか4500年前の出来事なのだそうです。


これにより地球の重さも公転周期も地軸の傾きも変化することになりました。


それまで栄えていた旧文明もこの時滅びることとなります。


私はまだこれらの歴史のすり合わせが出来ていませんが、旧文明の天文学での自転周期や、夜空の様子、地軸の傾きなど時間的に検証していけば合致してくる部分が多いのではないでしょうか、

そもそも月の他人説についてももっと検証が必要です。
月の起源とは何でしょう?


本日はここまでにしますが、もっともっと調査、研究が必要なテーマです。