新しい通貨の番人が決まりました

バーナンキ米国FRB議長の後任にジャネット・イエレン氏が指名されることとなりました。


現在もまた米国の債務上限問題で揺れている通り、世界が最も注目している人事です。
議長の人選は米国経済だけでなく、世界経済に大きな影響を与えます。


ではこのイエレン氏とはどういう人でしょうか、


イエレン氏はバーナンキ議長の片腕として緩和政策を一貫して支持してきました。
市場では穏やかに金融緩和の解除に向かうという安心感が生まれます。
ハードランディングはないだろうという安心感です。
バーナンキ議長に近ければ金融政策が予想しやすく、大きな変化は起こさないだろうということです。


イエレン氏は経歴も素晴らしく、1990年代半ばのFRB理事を務め、クリントン政権下では経済諮問委員会委員長を務めています。
2004年からはサンフランシスコ連銀総裁に就任。2010年にはFRB副議長となりました。
まさに米国の金融政策の中心に位置しその歴史を垣間見てきたと言えるでしょう。
サンフランシスコ連銀総裁時代はサブプライムローンの元となった住宅担保ローン証券の規制にいち早く対処しました。


FRB議長の任期はなぜか長く、1979年から2013年までの34年間でボルカー、グリーンスパンバーナンキと3人で君臨しています。
ある意味大統領以上に国策を牛耳っているともいえます。


でもその仕事はきつく、金利を上げる決断は人々の非難を一身に受ける覚悟でないとできません。
命知らずの仕事と言ってよいでしょう。


日本の前日銀総裁の白川氏が後半非難轟轟でありましたが、あのお方は命がけで日本を守ったと言えるのではないでしょうか、


今の黒田総裁はいけいけどんどんで政治とグルになって日本を沈没させようとしているように思えてしまいます。



でもこんな訳が物腰柔らかそうな初の女性議長に可能でしょうか、


とくに自国だけでなく、その政策に世界からものすごい非難をあびるでしょうから、こんな役回りができるでしょうか?


期待はしたいのですが



中国はシャドーバンク問題で急速に失速中です。
その中国に依存する新興国は大きな痛手を被り、欧州は止まらない失業で一向に展望は見えません。


我が国日本は安倍政権の政策は全く信用できません。
というか、世界にうそつきまくって恥ずかしい限りです。


債務上限問題もきっと何らかの形で対処するでしょうから、しばらくはまだ米国の勝ちが続くでしょう、


でも決定的には解決しないのでいったいどんな手を打ってくるのでしょうか、



もうまな板の上のコイです。