実は資源大国日本
日本が霊的に成長した世界では一歩先んじている民族であることは前回述べた。
これで世界をリードする物質的基盤があればもう少し世界に物言える国家となりうる。しかし特に我々の世代は小学校のころより日本には資源がないので世界から資源を輸入して物を生産、製造することで成長してきました と教えられてきた。
いまでは世界の製造元は特殊なものを除き、すべて中国であるわけだが、
では本当に日本には資源がないのか?
その尖閣諸島ではないが、あの付近の海底には膨大な資源が眠っているという調査が判明してきている。だから中国はここにきて顕著に領有権を主張し始めたわけである。
竹島周辺も実は同じ。
さらに日本近海には深海が多いわけだが、この深い部分に実はレアメタルや、メタンハイドレートが眠っていることがわかってきたのだ。
例えば愛知、三重県沖南海トラフ海域では天然ガスに換算した消費熱量でなんと12000年分のメタンハイドレートが眠っていることが明らかになっている。
ここの商業採掘が可能となれば日本が中東を抜いて世界最大の資源国家となるのだ。
さらに鹿児島湾沖では国内販売量に換算して180年分のレアメタルが発見されている。
加えて新潟県沖では中東の中規模油田並みの油田の存在が示唆されている。
昨年アメリカ、メキシコ湾岸で海底油田から石油が流出し環境を著しく悪化させて問題になっていたが、あれもかなり深いところであった。
今はかなり深海でも採掘する技術が出来ている。
ロシアなどは北極海に眠る資源確保のために真っ先に温暖化で溶けた海氷を進み、北極点の海底にロシア国旗を掲げている。
ノルウェーやスウェーデンも同じ。
まさにどの国家も金になる資源に群がるハイエナと化しているのである。
日本だけはここに至ってものんびり構えているが、他国に奪いに行く必要までもないが、守らなければいけないものはきちんと守ってほしい。
そのように考えれば、日本は将来的に、精神的にも、物質的にも、豊かな国となりうる基盤はすでに持っているのである。
さらにその開発、製造を行う技術まで整っている。
持っていないのは世界を騙そうとし、嘘っぱちの金融理論と資本で攻めてくるずるがしこい闇の手法だけか?
それを助け、実行しているのが金融業者たちなのである。
私の言いたい皮肉がわかっていただけるでしょうか、
だから金融業でメシを食っているものは世間より高給などとって偉そうにしていることなど許されないのである。
貧乏人相手に高金利を貪る輩もすべて同じである。