国民との約束を大事にしましょう

野田総理のやり方は自らが属する民主党にこだわっていない。
以前の自由民主党ならばまず党内結束が第一でたとえ首相といえども党内は反対意見が多いから、放っておいて野党の一部と結束してこの法案を通しちゃおうっと。
とは考えなかった。

しかし、今、時の総理は悪魔に洗脳されてとりあえず消費税を上げるんだ。だれも上げられないから私が上げる。消費税を導入した村山政権も、3%から5%に上げた橋本政権もみな、それで失脚したが、歴史はそれを非難していない、つまり間違ってはいないのだ、という信念のもとに、自分はこれを通したら、総理を辞めるつもりで走っている。
今税金を上げたら、欧州問題もからみ、経済はガタガタになることは目に見えている。
倒産は続出し、自殺者も増加するだろう。
それでもこの人は消費税は上げて、正しいのだ、と反省もしないだろう。


国民の生活を守るのが政治ではなかったのか、
国防が存在するのは他国の武力の恐怖から国民を守るためである。
では武力でなく、経済的、金融的、産業的攻撃からは国民を守らなくていいのか?
まるでわかっていないのである。


今、総選挙で民主党に投票した人は身の置き場がないだろう。
先日ラジオでやっていたが、「私は前回の選挙で民主党に入れてしまった。今は大変後悔している。自分が恥ずかしいし、悔しい、」と言っていた。


野田さんが総理になるとき、民主党内の代表選で民主党議員に約束したり、主張したことはあったが、これは党内の約束であって、国民との約束ではない。
ここをこの人は勘違いしている。


政治の世界では衰えると感じたものが手を組む。つまり野田派の民主党自民党だ。
これで2大政党制の夢は崩れ去った。


今こそ国民との約束を守れる政治を実現しなければならない。
これが民主主義の最も大事な部分であるわけなのだが、


先日ある冊子を読んでいたら、今回の消費税増税でむしろ世界の破綻は早まる。という考え方がある。
この案を通せば、2014年春までは上がらないし、2015年秋までは10%にならない。さらにその後国民や、政治が落ち着いて次を考えられるようになるまでさらに3年から5年はかかり、消費税は上がらないだろうというのだ。
ところが世界が、必要な資金はそんなものでは足りるはずがなく(世界は今日本が支えているのは前から申し上げている通りである)最終的には消費税を40%近くに上げなければ以前のまるで金融的問題はないというような状態にはもうならない。
つまりこれが決まることによって、むしろ時間軸が決まりそれに失望して世界は破綻するというのだ。
つまり何も決まってないでもめているほうが、明日上がる可能性が残されており、これが決まることによって少なくとも2015年秋までに10%以上にはならないことが決まるというからだ。

恐ろしい。