振り出しに戻る

野田総理が党内をまとめることはあきらめた。



なんとしても増税案を通すため今度は自民党とすりより自民党の提案をのむからこの法案を成立させようと画策し始めた。
この人にとって既に党は関係ないのである。

自分がこの法案を通すことだけに目が向いているのである。


ということは国民の今の生活も全く眼中にないということだ。


たとえばイタリアでは昨年国民の意見を聞いていたら改革は出来ないので学者だけでこれからの対策を講じるために政治家を一切排したマリオ・モンティ政権が出来上がった。
おかげ様で財政再建だけを考えた政治となり今イタリアでは増税対策に反対する大規模デモが各地で勃発し、格差社会がどんどん進んでいる。失業率も35.9%に達し、あの陽気な国にもかかわらず、自殺者も急増しているという。


日本はこの流れにたとえばフランスのように財政再建路線を突き進んだサルコジ大統領が選挙に敗れたように、抗えるのであろうか、
いわんや財政再建のために増税しても、その増税分は最終的には富裕層に流れこむように世の中のシステムは出来ているのであるから全く増税しても意味がないのである。


結局振り出しに戻るが、貨幣による経済システムに早く終止符を打ち、個々人の価値観を尊重した新しいシステムを作り上げなければ、強者が弱者から富を吸い上げ、努力や時間を搾取しその心の在り様までも支配してしまう環境から抜け出すことは容易ではないだろう。


途中からのこのブログの読者には説明不足かもしれませんがわたくしの原点はこのブログの初回にありますので是非お読みください。

ありがとうございます。