新しい時代の価値観

先日通勤途上の電車の中で見かけた風景だが年配の腰の曲がったよぼよぼのおばあちゃんがなんと子供に席を譲っていた。
小学生1〜2年生くらいの男の子だったが近くにその子の親もおり最初はその親はおばあちゃんに遠慮はしていたものの最終的には子供を席に座らせた。
子供は何の不思議もなく即座に座席に座った。
おばあさんは次に駅で降りるわけでもなくしばらく揺れる電車の中で立っていた。


私が子供の頃からは考えられない風景である。


私が子供の頃は乗り物の座席に座ったら親だけでなく親戚からも酷く叱責させられたものだ。下手すると殴られた上で説教である。
子供なんて揺れてぶっ倒れて怪我してもあたりまえ、立ってろということだ。
年上を敬いなさい。ということだ。


時代は変わったのだ。よれよれのおばあさんが、子供に電車、バスの席を譲る時代なのである。
そしてそれを親も容認する。


これを世も末だと嘆いてはいけないと私は考えなきゃいけないと思う。


子供を大切にする時代?

いやそういう考え方ではない。
昔は会社に入社しても下積時代を過ごさなきゃいかなかった。それで一人前の先輩になれた。
しかし今の時代は考え方が違う。
新しい時代の先進の考え方を即座にフルに活用しかければ負けである。
下積みなどしていたら負けなのである。入った瞬間から先輩たちを指示してネットなどでであっという間に仕事環境を変える、今そのような能力を持った若い人達が活躍を始めている。
先輩諸氏がいつまでも古い考え方を引きずっていたら時代に取り残される。


私は最近、自分の活動の中からではあるが現代の世の中がすでにそう変わっていることを痛感した。
そのような凄まじい状況例をいくつか認識して私は驚いた。
しかも彼らが作った環境で今仕事、資産運用などができる。私は現在これらを利用するべく勉強中、かつ挑戦中である。
もちろん、これらが本物であるかどうか見極める力が必要だ。
失敗するとまた詐欺ではないが騙される。

詳しいことは様々な状況、スタイル、環境で異なるので一つ一つ述べられないがやる気があればこれらの環境は誰でも利用可能だ、ただそれが、確かに本物であるのかどうかを見極める判断力が試されるである。



先程の話に戻るがそのように処遇されたその子が、そこまでの感覚を持って時代を認識しているかどうかは知らないしまたそれは今の話とは関係はない。


しかしこれからはそのような最先端の能力を持ったものが人々を幸せにしていくのである。
そして最近の若いものは生まれた時から無料に慣れているので何でもかんでもお金を請求する世代とは感覚が異なるのである。
社会に良いものは無料でどんどん提供していくのだ。
利益や名誉、誇りは後からついてくる。


だからよれよれのおばあさんが子供に席を譲る姿を見ても世を憂いてはいけないと私は自分を戒めたい。


また自分がヨレヨレの爺さんになってもそのような心の広さを持ちたいものである。