AIの登場による全く新しい社会を考える

本日はAIの登場による新しい社会の形を全てを肯定的にまた楽観的に考えて見たいと思います。


Aiの登場によって現在の仕事の9割はAIに取って代わられると言われます。
すでに銀行業では仕事の一部をAIに託すため今後3万人がリストラされることになりましたし、急速に進む自動運転技術でまずバスが自動運転されて運転手が要らなくなります。
その後は貨物運搬やタクシー、ハイヤーに至るまで自動化されるでしょう。


レジの自動化もどんどん進んでいます。西友など一部の流通業ではすでにレジの自動化は始まっています。
中国ではコンビニの無人化もどんどん進んでいます。顔認証やセンサーを取り入れて商品の認識センサーも高度化して支払いゲートを通過すれば商品金額の総計が計算され決済も瞬時に完了するという仕組みに変わっていくでしょう。


そのような仕事だけでなく、あらゆる仕事はAIに代わられる可能性がありむしろ知識を要する高度な仕事までも代わられていきます。
弁護士や不動産鑑定、医者や会計士もAIに代わられるでしょう。


つまり既存の仕事は次々に要らなくなります。大量失業時代の到来です。
これは今までのように不況による大量失業とは異なります。
技術の進歩による大量失業です。
これをそんな時代は来てほしくないと考えるのではなく肯定的にそして楽観的に考えてみましょう。


既存の仕事がAIの出現により取って代わられそれに伴い新しい仕事が生まれることも事実ですがでは失業したみんなが新しく生まれる仕事でバリバリ仕事できるでしょうか?
若い世代ならともかくミドル以上ではAIのプログラミングとか機械設計、整備、配備など新しい仕事に簡単には移行できるでしょうか、
そもそもAIの登場により新しい仕事に就こうと考えるのではなく、社会のあり方、構造そのものを新しく構築しないともはやこの問題は解決できないかと思います。
そしてそのあり方は人間をより苦しめるものではなく人間をより人間らしく振る舞えるようにするにはどうすれば良いのかという観点からあるべきと考えます。


現在の職場環境は多くの働く人にとって不満があると思います。
宝くじが当たったら即仕事を辞めるという人はどれだけいるでしょうか?


仕事が気に入っていても人間関係が悪く仕事はともかくまず今の会社を辞めたいと考えている人はどれだけいるでしょう。
 

人間は自分のスタイルに合わせ自分らしく働きたいものです。
自分の能力を活かした働いていて楽しい仕事をやりたいものです。


にもかかわらずそうなっていないのはとにかく生きていくために最低限はお金を稼がなければいけないからです。
まずこの鎖を人から解き放つ必要があります。


そうですね生活保護レベルの金額は受け取れるようにしたいですね。
そうすると月15万程度でしょうか、
それでなんとか生活していくための基本的収入を確保します。
そのような社会になれば税金を支払うことの大切さも人々に改めて認識されることでしょう。
では財源はどうするのかって?


今の国民年金は数年後には破綻すると言われていますが、こんなシステムは廃止してしまい、新しく国民すべてに生きるための上記のようなベーシックインカムという制度を取り入れて生まれてオギャーと誕生した日から国から生きるための収入を受け取れるようにします。
厚生年金や共済年金もなくしてしまいましょう。


また企業が今まで人件費として支払っていたものを別の形で国、いや国も懐厳しいですし財務省も信用失落してますから新しく法律でガチガチに縛った国の機関、例えば国民基本生活機構(名称は私が勝手に書きました)などを作ってそこに支払うことにするのです。



必要金額は仮に国民を1億人としますと15万 X 1億 X 12ヶ月 で年180兆円ですね。
消費税収が16兆円前後と考えこれをベーシックインカムに充当させますと残り164兆円です。あとは企業の人件費が浮いた分を集めるわけですが仮に平均月収27万円の日本の労働人口6,000万人の仮に5割がAIにより失業させられたとして3,000万人で計算すると
年金などの企業負担分も合わせて30万とすると
30万円 x 3,000万人 x 12ヶ月 = 108兆円ですから精査すればやれない数字ではありません。
消費税を20%にしたら40兆円の税収となりこれも全てこちらに回せば合計148兆円となります。
とにかく精査してみなけれぼわかりませんが無理な考え方ではありません。
2040年には日本の総人口は1億を割りますからそれまでは一億人を超える分は各年金機関の蓄えでなんとかしましょう、


夫婦二人なら家計収入は30万になりますね、それに旦那さん、奥さんもしくは両方で簡単なバイトでもすれば45万から50万の収入は確保できるでしょう、その時バイトなどという仕事があるかどうかわかりませんが、やっぱリ人の手でないとできない細かい仕事は残ると思います。
それでしたら普通以上の生活ができると思います。

こう考えるとAI化したからといって企業競争で価格をどんどん安くしていくのではなく、だからと言って企業の利益にするのでもなく、しばらくの移行期間は問題になるかもしれませんが、そのような社会の実現を約束すれば成し遂げられると考えます。
そのような社会になれば少子化などの問題も一気に解決すでるでしょう。
むしろあまり産まないでくれなんて国は言うかもしれませんね、(^◇^)


いたずらに子供を増やして収入を確保しようする輩も現れるかもしれませんから子供に支払われるベーシックインカムは親が手をつけられないように子供の意思で引き出せる年までもしくは成人するまで引き出すことができなくするシステムも必要かもしれません。
でもこのシステムがあれば教育費も含めて子供一人3000万円かかると言われる費用も問題なくなりますね、仮に高校卒業までで考えても
15万/月 x 18年 = 3,240万 ですから、


そして人々が皆生き生きして社会が活性化すると思われます。人が自分のやりたいための仕事に皆つけるようになり相乗効果はどんどん加速していくでしょう。
何しろ失業したり失敗しても基本的生活はできるのですから、
失敗して多額の借金をしてしまってもベーシックインカム分は返済に回してはいけませんという法律を作れば破産して無一文になっても翌月にはベーシックインカム分は入ってきて生活はできます。自殺率も激減するでしょう。


年金基金のようなシステムはもちろん残して構わないと思います。
これが二階建て部分ですね。月15万ではリタイアした後足りないという人は毎月掛け金を支払えば良いのです。自分の意思で、社会保険のように強制でなくです。
そうすれば自分が定年でリタイアする時期を選んでそこから15万では足りない分を上乗せするのです。何の問題もありません。

地方活性化も進むでしょう。
同じ15万円なら家賃の安い地方に住んだ方が可処分残額が上がります。
自分の気に入った地方で自分の好きなことをやれるのです。
集客数はあまり関係なくなりますからね。

できれば今すぐ法律を整備し始めこのアイデアを具体的に構想したいものです。
3,000万人分の仕事をAIに替えるのにまだ7から10年は必要でしょうか、
2025年には代替えの目処をつけ2030年には完成させたいですね、


そうです。これからは収入をあまり意識せず自分の好きな仕事につくのです。
もう窮屈なスーツにネクタイして人間関係の悪い会社に行く必要などないのです。
私は料理で人を幸せにしたい、困っている人の相談に乗ることで人助けがしたい。
私は工作が得意だ。音楽が好きだ。映画の評論家ができるぞ、また自分で映画を作りたい、
茶店をやりたい、絵を描きたい、人付き合いは下手だけど勉強はできるから家庭教師をしたい。
わたしは動物が大好き。その世話をしたい。などなど収入を気にしなければ人々はやりたいことがいっぱいあるはず、社会に貢献できることがいっぱいあるはずです。


そのような国民一億皆充実した人生を歩くのです。国民一億総活躍社会ではなく国民一億総充実社会の誕生です。


国民一億、赤ん坊からご臨終を迎える直前の老人まで徴税しようなどと考える総理にはこのゴタゴタでもう退陣してもらい、国民一億総充実社会を実現しようではありませんか、


私はこの提案が不可能ではないと考えます。


読者の皆様はどのように思われますでしょうか?

このブログ は第一回のお金のいらない社会の実現を夢見て始めましたがついに実際にお金がなくなるわけではありませんがそれに近い具体的提案ができるに至りましたね。
http://d.hatena.ne.jp/wachi2/20110214/1297670776
嬉しいです。

本日も私の拙い提言におつきあいいただきましてありがとうございました。