狭い私たちの知覚範囲
私たちは目に見えるものだけを判断材料として日々過ごしていますが、人間の目に見えるものなど広い世界から見ればほんのわずかで、むしろ私たちは物事をほとんど何も見ていません。
宇宙の星座も可視光線、赤外線、X線、電波望遠鏡、紫外線などいろいろな光線で見ると全く違って見えます。
人間の耳や鼻もそうです。
聞こえる音は20Hzから20、000Hz程度だし、そもそもその帯域だってすべて聞こえているかといえば怪しいものです。
臭いもそうです。犬の嗅覚は人間の1万倍も優れていますし、あの小さな蜂でさえ遠くの蜜の臭いを何キロも先から判別します。
あとは触覚ですか、触覚というか、その感覚が優れているなら触らなくても遠隔でそのフィーリングを感じ取れるはずです。
ですから私たちは自分の周りの世界が自分たちの感覚だけで存在していると思ってはいけないのです。
むしろ見えていない、感じられていない物の方がはるかに多いということを理解しなければいけません。
そのように見ると、目に見えていることだけから判断している私たちが大変愚かにみえてきてしまいます。
もっともっと広い視野で物事を捕えたいですね、判断したいですね、
どうでしょうか?