年金基金の問題

 AIJ問題で年金基金の代行運用部分の元本割れ問題が急速に明るみに出てきた。


年金というのはその性格上、年を取って働けなくなったときに生きている間中国家が生活の保障をする保険のようなシステムで安定的でなければならない。
だから以前401Kのような運用方法が出てきたが、リスクをとりそれを大きく増やそうなどと考えるような仕組みのものではないのである。
年金というのは確定給付型でなければならず、確定拠出ではいけないものと判断したい。
あの時、401Kが世間を騒がし、そのような運用方法を選択したものは、まさに闇の勢力のだまして年金資金すら奪おうという策略にまんまとひっかかっているわけで、増やすことなどできるわけがないのだ。

もしあの時乗り換えるような人がいたら闇の組織に資金提供したい人たちだったわけだ。
私はその話が出た時から、なんと愚かな、と思っていたが、今回の問題はそれをはるかに超えていた。



AIJだけではないとはおもっているが、基金が国から運用委託している部分、これの元本が割れてしまっている基金が山とあることが明るみに出てきた。


基礎年金が1階部分、厚生年金が2階部分、そして大企業やグループが独自につくる基金が3階建て部分であり、国民年金基金などもそうである。

厚生年金で現役時代の収入の約50%を約束しているわけだ。
前回の年金改革のときにこれもさんざんもめ、裏切られたわけだが、記憶にまだ新しい。

年金を会社としておさめていた立場にいたのでわかるが、給与からの徴収は60万円弱が最高額になっており、それ以上給与がでても最高額60万程度で計算されその徴収額が決まる。
つまりその最高額の半分が計算額であり、200万も300万も給与を取っている人間は将来その半分をもらえるわけではない。
あくまで30万くらいが最高額となる。


だから3階建て部分というのは魅力的だ。


ところが、ほとんどの基金がこの株価低迷などで予定していた運用益をだせない。
だからむしろ基金に加入しているほうが、二階部分を食い込み、厚生年金部分より低くなってしまっているのが現状のようだ。


恐ろしい、これでは厚生年金より高い保険料を払いながら、もらえる額は厚生年金を下回りそうなのである。
自己責任なんだからしょうがないか?
まさに代行返上! しなければやっていけないか?


それでもこの浅川という社長、2000億円近くも吹っ飛ばしておいて、自分は7000万くらい給与とってて、謝罪だけしてはいおしまい、ということが許されるのなら恐ろしい社会である。


というかそれ以上取り締まる、法的違反がないならそれで終わるのは法治国家としては当たり前であるのか、


だから私たちは明日払わなければいけない100万円ごときにいちいちビビッていてはいけないのである。

正々堂々とないから払えませんときっぱり毅然としていてよいのである?

私もそこを潜り抜けてきたのでもう根性がすわってしまっているのである?

もうしわけありません。



はい、では前回の質問に答えます。
日本はなぜ米国債をほぼ無限に買わされているのでしょう、
為替介入をしている時期を冷静に分析してみると、米国が窮地に陥ったタイミングで日本は米国債を大量に買っています。
米国がピンチの時に、為替介入をする機会がまさにその絶妙なタイミングでドルを買っているのです。
そう為替介入の本質は円高対策でも日本の企業を救うためでもなく、米国が窮地になった時に国民の税金で米国を助けているのが実態でした。


やみの組織はもともとヨーロッパがその出生で大きな力を持つためにEUとして共同体をつくったのです。
ですからそのヨーロッパが窮地に陥った時に世界の本当のトップから日本に対して要求があるのはあたりまえのことであります。
アフリカも共同体が出来ており、北米(カナダ、アメリカ、メキシコ)もほぼ共同体です。
アジアが一番出遅れているようですが、要は力を付け発言力を高めるためにそうなっているのは闇の勢力が仕組んだ恐怖の世界統一のための布石であり、いまだ世界でのトップクラスの債権国家である日本は当然狙われます。


我々は独立国家を営む国民であるという認識を完全に頭から切り離し、組織の隷属対象のひとつであることを徹底的に頭に叩き込まなければ現状は理解できません。