地球の悲鳴

先週に引き続き東京地方も豪雪でした。

日本ではまだこんなものでかわいいものですが、海外に目を向けると、今地球は断末魔の悲鳴を上げるかのごとく、異常気象が続いています。

では世界の状況をニュース記事を参考にしながら見ていきましょう。



モンタナ州カマータウンでは体感温度で史上最低となるマイナス53度を記録。これは南極で記録された体感温度マイナス34度をも大幅に下回る。


厳しい寒波に見舞われている米国では、これまでに少なくとも11人が死亡し、当局は十分な食糧を確保して屋内にとどまるよう住民に呼び掛けている。
 米北東部とカナダの一部で年明けから続く低温と2日の豪雪を受け、ニューヨーク(州とニュージャージー州では非常事態宣言が出された。
 4日に出された予報によると、過去20年で最大級の寒波が米中西部にまで広がり、最低気温を更新する勢いだという。6日にはシカゴで、気温が過去最低水準の氷点下23度程度になる可能性があると予報されている。
 米国立観測所は、6日の週の初めまで残るとみられる冷たい風により、米中西部の北部では5日夜に体感温度が氷点下45〜50度程度という「非常に危険な水準」にまで下がる可能性があり、肌を露出すると5分程度で凍傷になる恐れがあるとして注意を呼びかけている。


欧州は、今年最初の異常気象に見舞われている。フランス南東部では、大規模な洪水により2人が死亡した。コート・ダジュールでは2日間で平均月降水量を上回る雨が降り、地滑りや土石流などの土砂災害が発生した。




イタリアでも被害が出ている。イタリア半島では、豪雨の影響で1人が死亡、1人が行方不明となっているほか、ジェノヴァでは、道路交通がほぼ遮断された。隣のスロベニアでも洪水が発生している。
スカンジナビア北部は、寒波に見舞われている。ノルウェーのロヴンドでは海が凍り、魚が生きたまま「氷漬け」になった。ノルウェーでは現在、大多数の町で気温がおよそマイナス40度まで下がっており、地方自治体の機関はほぼ機能しておらず、学校も休校となっている。




突如超寒波に襲われたイギリスでは、大雪により歴史的な食糧不足と燃料不足が発生。 イギリスの多くの都市の気温が、氷点下を記録。 大雪による道路の閉鎖のための輸送の停止と石油価格操作により暖房が停止する家庭と公共施設が続出。 燃料価格は40パーセントも高騰。政府の小麦備蓄倉庫は、空っぽの状態となる。 そのためイギリス国内の300万もの家庭や学校、さらには病院などで燃料と食料が不足し緊迫した状況に陥る。


欧州の寒冷化の最大の原因は、「地球の温暖化」にあります。 寒冷化のメカニズムとしては、北極、南極の氷が大量に溶け出し海水と混じることで、深層海流の流れに大きく変化が現れると指摘されています。 その影響が最大に現れる地域が、欧州であることをペンタゴン・リポートでは予測されていました。




ロシアは大寒波、英国では洪水、その一方で南仏ではうららかな陽気に誘われて人々がしまい込んだ水着を引っ張り出す――。25日のクリスマスまでの数日間、欧州は広域で異常気象に見舞われた。

 露モスクワは氷点下25度と、平年1月〜2月並みの厳しい寒さとなった。この寒波で、12月半ばから24日までにロシアで90人、ウクライナで83人が死亡。シベリア東部では気温が氷点下50度を記録するなど、ユーラシア大陸東部はいつになく寒い12月となっている。

 東欧ポーランドでも12月に入ってから寒さのため57人が死亡し、関係当局は「ここ70年で最悪の寒波」とみているという。

 旧東側諸国が寒さに震え、英国が豪雨による水害と格闘しているさなか、南仏とイタリアは突如として季節外れの暖かな空気に覆われ、薄着や水着姿の住民や観光客の姿が目に付いた。



エジプトで百年に一度の雪!初めて目にする雪に興奮!仕事や学校を休むエジプト人が続出。



オーストラリアでは今は夏であるが、夏につきものの山火事が今年も大変な猛威を振るっているようだ。これからは全世界的にカミ、つまり火と水の猛威が心配されるようだが、山火事もその一つであろう。これが「記録的な猛暑」のため、火に油の格好になって延焼を食い止めることが出来ないようである。オーストラリア全体の平均気温が空前の40度以上を記録したようなのだ。

オーストラリア気象局では、天気図に新しい色を追加しなければならなくなった。華氏122度 (摂氏50度)という、つい最近までは文字通りメーターの針が振り切れていた気温を超えた同国 の不運な地域は、濃い紫と恐ろしげなピンクで色分けされることになる。

 この動きは、記録破りの熱波が7日間続いたオーストラリアで、今後さらに記録的な高温に なるという予報を受けたものだ。これまでの熱波では、100件を超える自然発火による火災と、 国内で最も人口の多いいくつかの地域に「大災害」の危険がもたらされた。 シドニーでは、1月7日(現地時間)の気温が華氏108度(摂氏42度)に達した。アップルに よると、これはiPhoneを安全に使用するには暑すぎる温度だ。仕様では、動作時には摂氏 35度以下を保つよう求めている。そして、iPhoneを動作させずに「保管する」だけでも暑すぎる 温度(仕様では摂氏45度以下)に近づきつつある。




とこのような感じで日本はむしろ全然平気なのである。


ただ今地球は断末魔の悲鳴を上げている。

それこそ映画デイ・アフター・トゥモローではないが温暖化とは寒冷化のことなのであります。