ついに出た、国家的詐欺、年金問題

前回の改革から7年になるのですか、
100年安心とかいうスローガンで国民に負担をお願いした年金制度改革。
まだ年金記録問題も完全には解決していない中で舌のねも乾かぬうちに国民を愚弄するとんでもない事が厚生労働省から出てきた。
当時の改革時からこんな小手先の改革で100年安心なんてよく言えたものだと思っていたが、なんとも早すぎる。

まだ65歳までの引き上げの途中にもかかわらずだ。

こんな制度は世帯間格差が激しすぎる。

今の65歳以上は自分の支払った額の6〜7倍の額を平均年齢まで生きた場合にもらえるが、今の40代後半世代でとんとん(あくまで本人負担で、会社負担分も本当は自分の稼ぎで払っているので、一般のサラリーマンには負担感覚がないかもしれないが、そもそもそれが騙しのテクニック)それ以下の世代は自分の支払った額のそれこそ7割、8割しかもらえない。
つまり会社負担も考えれば自分の払った額の上記の半分しかもらえないのだ。

私などつい先日まで自分で会社をしていたものだから会社負担というものも自分で払っていた。
つまり一般のサラリーマンの倍以上だ。
自分で厚生年金をふくめた社会保険を払ってみればわかるが、社員二人の会社で売り上げがそこそこの時は社会保険事務所に毎月30万円くらい払うことになる。
年間360万以上だ。
当時なんとばからしいと思っていた。
それだけあれば優秀な社員をもうひとり雇える。

とにかく売り上げが減少してきたときに考えたのはこの負担を減らすことだ。

脱退も頭来るので、当時考えたのは社長の私が給与所得をやめてしまうことだ。(自分は配当所得や、交通費、交際費、消耗品費にしてしまう)
これには相当の覚悟がいるが、自分は社会保険に加入できる負担にならないような別の会社に雇ってもらってしまう。そこでは自分の店の開いている時間とずらして働けばよいのだ。フルタイムでお店にはいられないがそこは私には当時従業員がいた。うまく調整して当時はやれたのだ。
給与はセロなので合法的に社会保険はゼロになる。
私には別の会社からは給料も入ってくるので、ものすごくリストラになる。
社長たるものそこまで自分を改革しなければいけない。

でも結局そこまで削っても、無理だった。


さて話を戻して、こんな65歳からでもふざけるなというかんじなのに、68〜70歳なんて老後の安らぎを完全に奪う政策だ。
そこまで働けというのか、

そこそこ生きて、75歳でお亡くなりになってもわずか5年しか年金をもらえない。
その世代はいったいいくらの年金をいままで収めてきたというのか、
おそらく自分のもらう分の5〜10倍位は払ったのではないだろうか、

はっきり言ってこんな制度では若い世代は年金を払う気にならないだろう。というか払ってはいけない。
自分でその分ためていたほうがよっぽどかしこい。

こんな愚かな国の制度のために自分が破綻してはなんにもならない。

とにかく以前から言っているが、この世の中でもっとも信用できないのは国家なのである。