仲間が去っていきました。

今日、唯一の従業員がお店を去っていきました。

いままで15年以上一緒にお店をやってきた仲間です。
私が代表だから、仲間というのはおかしいのかもしれません。

しかしたった2人で10年以上お店をやる というのは人間関係上、なかなか難しいものです。主従関係があるとはいえ仲間です。


でもこの不況で給料が下がりついには遅配となり去らざる終えない状況となってしまいました。
残念です。さびしいです。

不況はやはり、人間関係の絆も根底から崩壊させているのです。

最近の歴史を振り返れば、もともとお店の仕入先がひとつ、ふたつとつぶれていき、特徴あるすばらしい製品が手に入らなくなってしまった。という歴史の積み重ねです。

そしてお得意様もひとり、ふたりと来なくなってしまった、、それは新しいお店に奪われたのではなく、やはり当社の製品を利用してお客様はまた独特なものを作っていたのでしょうが、そういうやりかたでは、やっていけなくなったと推測するのが正しいでしょう。

つまり我々庶民は悪循環のループにすっかりはまり込んでしまったのです。
小さなアイデア、そしてそれを利用した小さな努力をことごとくこの悪循環は壊しているのです。

大手しか残らないと、金太郎飴のようにどこに行ってもあまり特徴のない、見慣れたものしかないという世界になってしまうでしょう。

個性の活かされない社会です。

なんといっても大資本が圧倒的に強いのですから、

効率を追求すると今のような社会になってしまうのでしょうか、
おもしろくもなんともないです。

効率より皆が個性を発揮して生き生きしていた社会のほうがずっとよかったかと思います。

我々は発展しているのでしょうか、衰退しているのでしょうか、