私たちがフォーカスすべき次元、そして瞑想の大切さ

最近、五井野正先生の「一念三千論で解く宇宙生命の神秘」を拝読致しましたが、そこにもこの世界が多重空間でありまた時間にも制限されていない現実であると書かれていました。


そして、大切なことは今この愚かな人間によってつくられた世界には留まっていてはいけないと書かれています。


自分の意識を今この目の前の現実の空間にいつまでもフォーカスしていては恐れや怒りをいつまでたっても手放すことができず、ネガティブな影響を受け続けることになってしまいます。


前回の「2017年あけましておめでとうございます」の記事にも書きましたが、多次元同時存在である私たちの魂は4次元、5次元そしてさらにその上の次元にも在りその意識はいつでも、どこへでも飛んで行けるのです。


高次元にフォーカスすれば恐れや不安はどんどん緩和していくようです。


このリアルな現実世界で成功している人、または成功しているように見える人、お金持ちの人、またはお金持ちのように見える人、それはそれで立派で素晴らしい実績です。苦労して今の地位を成し遂げたのでしょう。
たくさん勉強もしたと思います。
いくつもの命を懸けた勝負にも勝利してきたのでしょう。
でもそれが人間の生きる目的、達成地点ではないことは前回の私の記事の通りです。


大国主命(おおくにぬしのみこと)にチャネリングした方も「人々を押しのけてまでトップになる必要は無いのです。大切な事は協調すること。どうも今の世の中見渡しても、一番にならなければという心が相手を押しのけ、自我欲に走り、金儲け主義となり、文化の変質をきたしてきたような気がしてならない。」と伝えております。


五井野先生は、愚かな人間たちが圧力をかけ、妨害をしてくるこの世界、誘惑を絶ってそのような世界に入らないようにすることが大事だと説いております。


結局は伊邪那美命(いざなみのみこと)も言われるように「その人の人間性の蓄積が物を言う時代です。大きな会社の名刺は通用しません。一人の人間として蓄えてきた人間力によって決まるのです。この時代に尊敬されるのはその人の持つ優しさであり、温かさ、教養の深さ、懐の大きさなのです」。


ですから大事なことはいつまでもこの目の前の3次元世界に囚われていることでなく、深い心の深部にアクセスすることが大切なのです。
そのためには瞑想が良いでしょう。


ゆっくりと深呼吸して、瞑想してみましょう。
体の内側の感覚を感じ取ります。
脳の真ん中にある島皮質では味覚、内臓感覚、自立性調節などの基本的な人間生存に関わる機能を司っています。
瞑想すると内なる感覚により鋭敏に感じるようになります。
そしてその島皮質の端っこには扁桃体という部位があって、そこは不安、恐れ、悲しみ、様々なストレスがかかるとそれらを和らげようとします。瞑想をするとその扁桃体の血流が自然と低下して穏やかになっていくのです。
さらに、瞑想するとひらめきや発想力、記憶力を担うと言われる前頭葉に血流が集まりやすくなりアイデアが生まれやすくなります。
脳波のβ派がだんだんα派へ変わっていきます。α波の脳波が出ていると言うことは安静でリラックスしている状態ですので、幸福感を感じやすくなり、ストレスが減少したり、集中力や記憶力が向上するのです。
そして最後に自らの他次元の魂と一つになりましょう。


私自身もそのような状態を目指したいです。